KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年9月号
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(1988年刊)の中で、森鴎外の「生まれたままの顔で死ぬのは恥ずかしいことだ」という言葉を引用して、「われわれが、祖先から引き継いできた国土をそのまま次の世代に渡すのは恥で、この国をより良い状態にして次世代に渡すようにしなければならない」と述べています。私は、六甲山系にも同じことがいえると思います。植林活動や、親しみ深いリクリエーション施設の充実など、先祖が創り上げてきた都市資源としての六甲山を、より工夫して立派なものにして次世代に受け継ぐべきです。森林王国である日本を代表する、神戸らしいまちづくりを目指していきたいと思います。都市と豊かな自然が共生する神戸45

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