KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年8月号
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フラウ コウベ ジャパン植月 孝昭さんシンプルながら存在感があり、どこかに愛らしい神戸モチーフを取り入れた、神戸発の人気ジュエリーブランド「フラウコウベ」。デザイナーによるオリジナルデザインジュエリーの製作から、人々の思いがつまったオーダーリフォームまで、いろいろな注文に応え世界でひとつのジュエリーを作り出す職人の植月さんを訪ねました。まごころをこめて 神戸発のジュエリーブランド「フラウコウベ」は、どこかに神戸らしさを感じる愛らしいデザインと、身につけたときの美しさやつけ心地の良さといった“機能美”を併せもつ。美しい、けれどもつけやすい、そんなデザイナーの思いを込めたデザインを形にしているのが植月さんら職人だ。植月さんは時間があくとショップに自ら顔を出し、お客様と話しながら、希望のかたちに近づけていく。たとえばペアリングなら、女性だけでなく男性も、できれば毎日、長くつけていられるよう、強度やつけ心地も重視。「パソコンを使うお仕事の男性がなるべく軽いリングをと希望されたり。ひっかかってストレスにならないよう、角をとり丸いデザインにしたり。よりパーソナルな部分に寄り添って、身につけやすいジュエリーづくりを心掛けています」と話す。「相談を重ねて、お2人の指の形を反映させたリングを作ることも可能なのは、フラウのような小規模のブランドだからこそできること。『こういうのがほしい』『こうできますか』という要望にはでき職人が大切に手作りした作品が並ぶ店内も、神戸の街並みをイメージしている丁寧なデザイナーの仕事が、植月さんはじめクラフトマンに託される工房では宝石や金属を扱っており、ショップ3階のアトリエは主にメンテナンスのために設置されている神戸のクラフトマンたち44

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