KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年8月号
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報を世界に向けて発信をしていく取り組みも進めています。久元 2016年、神戸で開催されたG7保健大臣会合後に採択された神戸宣言にも盛り込まれた認知症対策を、宣言だけに終わらせず、経済界、学術研究界が協力して具体的方針を進めていくうえで、三者協定が基盤となるものと大きな期待を寄せています。「イーライリリーが、日本での本社を神戸に置いていただいていることは心強い」と久元市長。「神戸は山と海が近くちょうどいいサイズのまちで、国際的なコミュニケーションもたくさんある」とパトリック社長2016年3月、神戸市、先端医療振興財団(左:本庶佑理事長)と「神戸医療産業都市における認知症にやさしいまちづくり推進のための連携と協力に関する協定書」を締結地域全体が分かち合えるまちづくりを―認知症にやさしいまちづくりについて、それぞれの思いをお聞かせください。ジョンソン 認知症においては早期診断が極めて重要です。限定的ではありますが治療法も開発されています。早く気付いて病院へ行き、早期に診断を受けることが大切であると考えています。 また、社会的偏見を無くすことも大切です。認知症の患者さんの行動に周りの人たちが気付き、サポートできるようなまちにしていきたいと考えています。神戸を、認知症患者はもちろん、高齢者みんなに優しいまちにして、模範を示し日本中で共有するだけでなく、世界に向けて発信し貢献していけると考えています。久元 神戸の将来像のひとつが認知症にやさしいまちです。治29
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