KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年7月号
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今も静かに時が流れる“御影”訪ねる人・伊藤 紀美子さん 〈田嶋株式会社 代表取締役社長・神戸商工会議所 副会頭〉 黒雲母の花崗岩「御影石」の美しい輝きのように、その名のもととなった“御影”の地も、派手ではないが上品・上質な雰囲気を思わせる。 御影郡家で生まれ育ち、結婚後は鴨子ヶ原と、長く御影の地に住む伊藤紀美子さん。「昔はところどころに畑もあって、のどかな住宅街でした。住みやすい街なので今ではマンションも増え周りもだいぶ様変わりしましたが、昔のままのたたずまいの場所を見つけるとなつかしくほっとします」と話します。 「深田池は子どものころから遊び場でしたし、阪神御影の方まで行くと毎月の夜店が楽しみで」と、思い出がたくさんある御影。現在も、家族や友人との食事やお買い物は御影が多いとか。 「御影って、昔からここに住んでいる人が多いんです。昔から良いものを目にしていて、本物がわかる住人が多いので、お店の方も本物を追求するところしか残らない。そんな気がします」 伊藤さんが愛する、御影のスポットをご紹介します。18
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