KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年6月号
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奉仕するためには健康な身体が欠かせないとの考えから「体育」には力を入れるが完泳し、大きな自信を付けています。もちろん教員も指導、支援します。暑い中、子どもたちが一生懸命に頑張る姿を見ることが教員やリーダーのやりがいになっています。小松原無人島キャンプなんて個人ではできないし、学校単位でも安全を考えるとなかなか踏み出せません。それをできるのが関西学院ですね。クラブ活動はどうですか。安田コーチとして大学生が来て顧問と相談しながら指導してくれています。本校の入試は学力だけで評価しますから、きちんと勉強してきた素直な子どもたちが入ってきます。素直な子どもたちは指導者と環境が整えば、スポーツも文化活動もどんどん伸びます。野球部は昨年県大会優勝、サッカー部は近畿大会へ、水泳は全国大会へ進出しています。小松原確かに、きちんと勉強できる子は、受験だけでなくどんなことにも真面目に取り組みますね。関西学院中学の入試は、文章をしっかり理解する力、正確な計算力、身近なものに関する知識が要求されます。小学生には難しいですが、こつこつ真面目に勉強すれば、点数が取れる問題を出していただいていると思います。安田あまりひねった問題は出しません。長い文章を誠実に読もうとする態度は、他人に対する態度と同じだと思っています。小松原どんな大人になって社会に出て行ってほしいですか。安田学院全体が世界に通用する人材を育てるという目標をもっています。もちろんそれも大切ですが、中学生には「隣に座っている子を大切にできずに、世界など語れない」といつも話しています。他人の痛みが分かる、他人のための泥をかぶれる、社会で必要なのはそんな人間性です。世界を視野に入れながら、身近な人を大切にする大人に育ってほしいと思っています。小松原目標を掲げるだけでなく、具体的に活動し続けているのが関西学院の魅力。変わらない姿勢が人気の理由だと思います。安田ありがとうございます。今後も関西学院中学部は、ぶれることなくしっかりと人間を育てる学舎であり続けます。50

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