KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年6月号
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すまうら水産有限責任事業組合 営業部長若林 良(わかばやし りょう) さん神戸の“美味しい”くらしらしら一番摘み海のり苔の香り「須磨海苔」神戸市漁協によって地域ブランドとして登録された「須磨海苔」。須磨浦でとれる海苔は、大阪湾の豊富な栄養と、明石海峡の強い潮の流れの中で育つため、肉厚ながらやわらかく、色も黒く、焼けばパリッとした歯切れの良さが味わえて、タンパク質やアミノ酸などの栄養素も豊富。通常は一枚の海苔網から数回摘みとられるが、すまうら水産では一回目に摘みとる「一番摘み」海苔のみを使用。香りが高く、いわば最高級であり、関東圏に出荷された際には寿司店や百貨店の贈答品に使われることが多いという。9月に種付けが行われ、手作業でていねいに育てられた海苔は12月初旬から刈り取られる。目の前にある工場に運ばれた後、洗浄・裁断され、四角い海苔すまうら水産一番摘みの海苔だけを使用し、2007年に地域ブランドとして商標登録された「須磨海苔」。左から「味海苔」、「焼海苔」、「塩海苔」共同で海苔を生産するため、2014年に設立されたすまうら水産。毎年12月から4月末にかけて養殖が行われる須磨の海苔は、大阪湾の豊富な養分と明石海峡の強い潮流の中で育つ34

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