KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年5月号
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須磨離宮公園 開園50周年!生まれ変わる「バラの園」皇室の別荘「武庫離宮」を前身として神戸市立須磨離宮公園が開園したのは、昭和42年(1967)のことでした。2017年に開園50周年を迎えるにあたって、バラの更新が始まります。武庫離宮にあった2階建ての御殿西洋の整形式庭園の構図昭和42年開園当時の須磨離宮公園昭和初期の旧武庫離宮 風光明媚で温暖な須磨の地は、明治から大正にかけて別荘地として栄え、多くの異人館や高級別荘が建ち並んでいました。 武庫離宮は、西本願寺月見山別邸を宮内省が買収して誕生。現在は北須磨小学校などがある西側も離宮の一部で、背後の山林も御料林とされていました。離宮内の御殿などの建物は、昭和20年(1945)3月の空襲により多くが焼失してしまいましたが、それまでの約30年間、大正天皇・皇后両陛下や当時皇太子であった昭和天皇、ラストエンペラーとして知られる満州国溥儀皇帝らも利用されました。昭和42年(1967)には、当時皇太子であった今上天皇の御成婚記念事業として須磨離宮公園が開園。2017年には、開園50周年を迎えました。44
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