KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年5月号
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の予算は使わずに、地元企業や市民の手で盛大に花を開かせよう」とUCCの上島達司さんが提案されたのをきっかけに、兵庫ヤクルトの阿部泰久さん、神戸サウナの米田篤史さんと私の4人が会合を重ねて、いつの間にか私が実行委員長を務めることになりました。無責任にあれこれと壮大なアイデアを出すだけのつもりだったのですが(笑)。そして、協賛・協力企業を募り、たくさんの支援を頂くことができました。―どんなコンクールが計画されているのですか。道満 コンクールを開催するのならば、開港150年の都市・神戸のあらゆる場所をフルート…それだけでなくあらゆるジャンルの音楽で埋め尽くそうという話になりました。3月18日から6月11日までの期間中に、120以上の音楽イベントが、市民文化振興財団で「神戸国際フルート音楽祭」として計画されました。 終盤の5月25日から6月3日に、世界37カ国・1地域から応募のあった240名の中から予選審査を通過した約50名の若きフルーティストが技量を競う「第9回神戸国際フルートコンクール」、6月4日にはポートピアホールで表彰式と披露演奏会、祝賀記念ガラ・コンサート、続いてポートピアホテルで祝賀記念パーティーを開催します。―最終日は半日以上をかける華やかなイベントですね。道満 ガラ・コンサート第一部では入賞者の披露演奏を、第二部はピアニストの久元祐子さんが出演されて、MCも務めていただくソプラノ歌手の幸田浩子さんとお祝いの曲で幕開け、さらに岩村力さんが東京から来てくださり、スーパーキッズ・オーケストラの弦楽器に、県立西宮高校音楽科の生徒さんの管楽器と打楽器が加わり、ふだんとはちょっと違う荘厳な演奏を披露します。 パーティーではまず、渡欧中でスケジュールが合わなかった佐渡裕さんにビデオ出演いただきます。第8回神戸国際フルートコンクール優勝者のセバスチャン・ジャコーが駆けつけて開宴の演奏を、さらにはダンスもあり、ジャズ演奏もあります。協賛・協力企業からのお土産もたくさん付きます。当社も「クライマックスソース」を出します。コンサートとパーティーはかなりの値打ちがあり、きっと満足いただけるはずです。―神戸らしいイベントのひとつになりそうですね。道満 「ファッション都市・神戸」音楽で国際交流と友好親善を図ることを目的に、昭和60年に行われた第1回大会。以来、4年に1回開催されている20

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