KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年5月号
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―市の補助金廃止発表から一転して開催に至った経緯は。道満 神戸国際フルートコンクールはクラシック音楽やフルートの世界では認知度は非常に高いということです。1985年から4年毎に開催されてきましたが、私を含め神戸市民が10人いても全員が知らないと言っても過言ではないでしょうね。市民の税金を使うことに対して理解が得られないと判断されたのは当然だと思います。しかし、神戸市さんが市の補助金廃止を発表した途端に、市民をはじめ世界中から存続の要望があがり、東京の篤志家からの大口寄付もあって、開催の可能性が出てきました。―地元企業が協賛・協力して開催することになったのですか。道満 文化というのは行政が支えて花開くものではなく、市民の中からムーブメントが起きて、市民が盛り上がってこそ意味があります。そこで、「神戸市神戸国際フルートコンクールは、ミュンヘン国際音楽コンクール、ジュネーヴ国際音楽コンクールと並んで、世界三大フルートコンクールのひとつに数えられる19

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