KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年4月号
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サ・マーシュ神戸市中央区山本通3-1-3TEL.078・763・1111営業時間/8時~18時定休日/火曜・水曜サ・マーシュ和洋の融合から生まれる、新ジャンルのパンを提案お客さんとスタッフが、互いに商品に目を向けながら対話ができるようバーを設けている焼きたてのバゲットや菓子パンなど豊富な種類のパンが並ぶサ・マーシュ西川 功晃 さん 「サ・マーシュ」にはフランス語で、レストランの厨房でオーダーが入り、「さあ作ろう」というとき発する掛け声のような意味があります。北野・山本通エリアにお住まいの皆さんに、出来たてで美味しいパンを召し上がっていただける、地域に愛されるベーカリーになりたいという希望を込めて名づけました。 当店では、陳列台の目にバーを設け、お客様との対話を通じて、スタッフが商品をお取りするスタイルをとっています。これは、見た目では分からない食感や特徴、原料についても丁寧にお答えし、お客様に商品をしっかり納得していただいた上で、お買い上げいただくためです。また、お客さまとスタッフが同じ方向から商品を見ることで、互いに会話をしやすくコミュニケーションをとりやすいという理由もあります。このスタイルをとることで、お客様とスタッフの距離も近くなり、大変意味があると感じています。 これからチャレンジしていきたいことは、洋風と和風を結びつけることです。例えばパンの主原料である小麦粉に米粉を混ぜ合わせる、生地に山芋や醤油を練り込んでみる。日本人には、米を主食としてきましたから、米粉を美味しいと感じる味覚が備わっています。昔から神戸は洋風文化と日本文化を融合させ、新しい文化を築いてきたように、新しいジャンルのパンを提案していきたいと思います。パールストリートに面した小道を行くとお店が見えてくる45

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