KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年4月号
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ていくことですから、分野を越えた価値を生み出す触媒としてITを捉えていこうとしています。各分野で相談いただき、掛け合わせ、都市生活を送る上での日常、非日常が何なのかを考えるような場としてカンファレンスや最先端のIT技術を感じてもらえるトレードショーなどを企画しています。―今後の広報活動は。藤井 実行委員として参画頂いている神戸新聞さんを中心としたメディアの皆さん、協賛企業、団体のご協力を得ながら、どう進めようかと検討し始めたところです。「COMIN,KOBE」ではどんなふうに?松原 今はSNSを活用していますが、当初は出演アーティストに集まってもらって、駅前でビラを配るなどアナログなことをやっていましたね(笑)。久元 アナログな広報活動の効果もばかにはできません。神戸市としても、「みんなの掲示板」を増やすことにしています。掲示板は貼り出しに行き、見に行くというリアルな世界です。人が動くということはとても大切なことだと思います。こんな昔ながらの広報もぜひ組み合わせていきましょう!―それぞれのワクワク感は。松原 神戸でしかできない表現に僕としても注目しています。音楽やIT、食などをどう掛け算していくのか、一人ではできなかったことが実現しそうです。全国から神戸にやって来た若い人たちの「このまち、カッコいいな」という表情を見るのを楽しみにしています。久元 「COMIN,KOBE」はぜひ観に行きたいですね(笑)。カンファレンスにも注目しています。刺激的な議論に期待しています。自然にみんなが納得することも大事ですが、非日常的なイベントの中では、徹底した想像力を羽ばたかせることも大事だと考えています。例えばこれからの社会の有り様を考えるとき、徹底的な「ユートピア」として想像するのもひとつの方法です。あるいは、ジョージ・オーウェルの『1984年』のように、決してあってはならない社会「ディストピア」を想像することによって、私たちが今、何を追求するべきなのか考える方法「すきっぷフェスタ」の子ども向けの音楽イベント「すきっぷフェスタ」は親子が一緒に楽しめる「スイミープロジェクト」の巨大こいのぼりの通り抜けイベント「すきっぷフェスタ」の特設ステージイベント「手と足を使ってお絵かきしよう」30

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