KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年3月号
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若手農家によるおいしい野菜!フレッシュグループ淡路島淡路といえば農産物も有名。若手農家が集まって構成されるフレッシュグループ淡路島は、小規模農家が連携することによって、ニッチな野菜やハーブなど多種類のニーズに応え、販路を拡大することを実現してきました。段々畑が広がる尾崎地区で農業を行っている代表の森靖一さんは、スティックニンジンやバジル、ルッコラなどを生産。神戸、大阪、東京などのレストランから注文を受け直接納品しています。「カラフルなスティックニンジンはバーニャカウダにぴったり。どの野菜もハーブも、味が濃く、香りがとても良いんです」と話す横山さんは、県内外に淡路野菜を紹介し販路拡大にも一役買っています。森さんは自身の農業とともに、新規の就農希望者や、就職を希望する若者の支援のため、労働環境や賃金引き上げに取り組み、収穫体験など農業見学・体験も積極的に受け入れています。その他、地元の農家とも連携し、農道の舗装やため池の管理など農業環境を向上させる取り組みは、淡路で農業に携わる先人たちが築いてきた“地元の財産”を次世代に引き継ぎ地域の活性化につながっているのです。■株式会社フレッシュグループ淡路市尾崎1116-1TEL.0799-70-4232森靖一さん(中央)は脱サラし2009年に淡路に移住。実家が八百屋さんで子どもの頃から「野菜に関わる仕事をしたい」と願っていたという。海を望む畑でニンジンを収穫する池田早希さん(左)は、神戸の大学在学中に農業体験をしたことから農業に惹かれ、卒業後に森農園に就職カラースティックニンジン、ハーブ、サラダで食べられるケールなどを生産・販売ビニールトンネルでニンジン栽培。1年中収穫が可能就農体験も受け入れている飲食店などでのニーズが高い、カラースティックニンジン21

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