KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年2月号
42/46

話がありましたが、私の長女も先生が提唱なさる“式場の外でオープンカー”の第一号として東京の街にくり出させていただきました。一般人なので抵抗はあったのですが、沿道の方が皆さん寄ってきてくださって、桂先生も一緒に乗ってくださったので、余計に注目いただいて(笑)、本人もとても喜んでいました。桂 神戸にもきれいな場所がいっぱいありますから、外での式もぜひやっていただきたいですね。また、式やパーティーができるように開放してくださっている地方のお城や文化施設などがありますが、一般の方はそこでどうやって式ができるのかわかりませんので、プロデュースをする会社が必要です。ふるさとの風景の中で式を挙げるよろこび―桂さんは、地方の文化施設を式場として使わせてほしいと、兵庫県知事や、各県の知事などに直訴されているとか。兵庫県内で、こんな結婚式はどうかというご提案はありますか。桂 東は横浜、西では神戸というのは西洋と日本の文化の出会いの都市であるというイメージです。“和洋折衷”というのは、これもひとつの日本文化だと思いますので、ぜひ神社で、ウエディングドレスを着て式を挙げてはどうかと私はよく申し上げているんです。神社というのは、あんな宗教施設は他にはありませんし、日本の財産です。神社は和装だけと考えないで、ドレスでもどうですかと。玉岡 兵庫県内には、歴史のある神社が多いですから、いろいろな場所でできそうですね。神社には、お神楽や獅子など、その土地ならではの伝統芸能がありますから、そういった芸能を式で披露していただくのも良いでしょうね。お祭りと結婚式を融合させたようなことも。地方1993年、敬愛する故ローマ法王ヨハネ・パウロ2世とともに桂さんがデザインし献上した博多織の祭服を着用された、故ローマ法王ヨハネ・パウロ2世42

元のページ 

page 42

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です