KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年2月号
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語りつくせない“結婚式”のよろこび司会谷口享子(神戸ウエディング会議事務局長)昨年、ブライダルファッションデザイナーの桂由美さんをモデルにした小説『ウエディングドレス』を上梓した作家の玉岡かおるさん。昨年12月、神戸ウエディング会議が主催となり、お2人を招いた公開対談「ひょうごウエディングの未来を語る」が開催された。日本のブライダルの歴史とともにある桂由美―まず、桂由美さんから「ふるさとウェディング」についてお話しいただきたいと思います。桂私は、1964年の東京オリンピックの年に、日本で初めて“ブライダル”という言葉を用いて、「日本の結婚式を世界で一番幸せなものに」と願ってデザイナー活動をしてきました。けれども昨今は、婚姻率が非常に低下している。理由はたくさんあるでしょうけど、女性が「結婚に憧れる」ということが少なくなってしまったのではないでしょうか。そこで、まずはプロポーズということで、プロポーズにふさわしいスポットを選定する『恋人の聖地』の選定活動を始めました。10年間で全国に140か所、各県すべてに聖地があります(兵庫県内には、神戸ハーバーランド、淡路サービス桂 由美(かつら ゆみ)日本のブライダルファッション界の第一人者。東京生まれ。共立女子大学卒業後、フランスへ留学。1964年、日本初のブライダルファッションデザイナーとして活動を開始。美しいブライダルシーンの創造者として世界各国30ヵ所以上の都市でショーを行い、そのイベントを通じてウエディングに対する夢を届け続け、「ブライダルの伝道師」とも言われている。同時に非婚化・晩婚化による少子化問題にも力を注ぎ、「恋人の聖地」の推進をはじめ、市民参加型の結婚式「ふるさとウエディング」を呼びかける運動を展開するなど多岐にわたり活躍中対談対談対桂談桂談由美(ブライダルファッションデザイナー)玉岡かおる(作家)36
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