KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年2月号
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は医療産業都市の研究者をはじめ企業や大学のいろいろな分野の方々が交流できるような機能を備え、新たなビジネス展開の拠点にもなると確信しています。―中心になるクロススクエアとは。久元 人が集い交流できる駅前空間です。第一段階は交通インフラを整備し、通過車両を排除します。幸い、平成28年度に大阪湾岸道路の西伸部新規着工が認められました。三宮駅前を通過せず、大阪湾岸道路を利用して西方面へ向かうことになります。また阪神高速の渋滞も緩和されるでしょう。クロススクエアは時間をかけて段階的に実現していきます。―いくつものステップがあるのですね。久元 その次のステップは、ちょっと夢のような話ですが…阪神高速3号神戸線の地下化です。震災後、必要性が言われていたものの早期の復旧が求められ実現はしませんでした。しかし、高速道路が神戸の街を分断していることは間違いなく、ウォーターフロントの活性化や南北の交通網を考える上でも重要な課題です。数十年かかるかもしれませんが、諦めることなく模索をしていくべきだと思っています。角 私の夢を言わせていただくと、阪急神戸線と地下鉄西神山手線が相互直通運転できればと。そうすると、神戸の中心で東西に場所を取っている神戸三宮駅が地下化され、貴重な空間が出現するとともに、安全性やバリアフリー化に苦慮している春日野道駅も地下化により問題が解決しますので(笑)。久元 春日野道駅の安全性については非常に難しく、かつ解決する必要のある問題です。地下化については、言及は避けておきましょう(笑)。関西へのインバウンド誘致を担う再整備構想―観光の拠点としての駅ビルの役目は。角 宿泊主体型ホテル「remm(レム)」を開業予定です。新大阪のレムはほとんど広告活動をしていないにもかかわらず、開業メリケンパークを芝生化し、「スターバックス」を誘致するクロススクエアを中心に、駅前の回遊性を高め賑わいを創出する18

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