KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年2月号
17/46

西宮北口駅の乗降客数の差が縮まり、多くの方が神戸ではなく、梅田や西宮北口を選んでおられます。神戸でショッピングをしてグルメを楽しみ、アートシーンを体験する。そんな街を目指して再びたくさんの方に来ていただくことが賑わいの原点です。そこで、三宮から一定の距離の範囲は商業業務機能に極力特化したエリアにして来街者を増やし、その外側は居住機能がバランス良く配置された構造にしていきます。大阪へ通勤する人の利便性を考える必要があり、地下鉄西神山手線のスピードアップもそのひとつの策です。決して都心で高層マンションを完全に排除しようというのではなく、自然な流れに委ねれば三宮における居住ニーズは高まるはずです。―商業業務機能の核となる神戸阪急ビル東館の計画概要は。角昨年来解体が進み、今年の夏から新築工事に着工します。駅近接工事ですので時間がかかり工期は4年弱を予定しています。高さ約120メートル、地上29階、地下3階、低層部は商業施設、中層部はオフィス、高層部は宿泊主体型ホテル、最上階には展望フロア、さらに神戸市さんが進めておられる産学交流の拠点の誘致も予定しています。また6階までの低層部は、親しまれていた旧ビルの外観イメージを再現する予定です。―期待がふくらみますね。久元公共的な役割も重視していただいています。例えば、阪急三宮駅から地下鉄西神山手線の三宮駅への乗り換えにも上下のエスカレーターを付け、公共通路も十分に取っていただいています。また、産学交流スペース神戸の玄関口、新たな三宮のシンボルとなる「神戸阪急ビル東館」。高さ約120メートル、地上29階建、地下3階の計画17

元のページ 

page 17

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です