KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年1月号
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バドミントンのラケットでスズメバチを叩き落す そこで現在は、8つの巣箱をすっぽり覆うニワトリ小屋のような金網の小屋を作っている。この金網はミツバチが通れてスズメバチは通れない。金網で覆うとミツバチはかなりストレスを感じて?いるようだが、スズメバチの餌になるよりはましである。しかし、スズメバチは小屋の周りを飛び回り、外勤から帰ってきたミツバチを空中でたやすく捕まえ、大きな顎であっという間に肉団子にしてさらっていく。巣に帰ってくるミツバチは花蜜と花粉を一杯積んでいるので、動作が鈍くゆっくりと飛んでいるからである。スズメバチはただ生きるためにミツバチを襲っているだけなのであるが、それを黙って見ている訳にはいかない。 実は、百円ショップで買ってきたバドミントンのラケットで、この忌々しいスズメバチを叩き落すのである。スズメバチはミツバチを狙ってゆっくりと飛んでホバリングしている。スズメバチはまさか自分が狙われているとは思っていないので、こちらに対しては無警戒である。そこで軽くスナップを利かして叩き落すのである。叩き落したスズメバチで気絶しているものは、翅をそっと掴んでネズミ捕りの粘着シートの上に乗せる。しばらくすると仲間のスズメバチが「おい、どうした?」とかで集まって来てネズミ捕りの上に降り立ったが最期、ネバネバに御用となるのである。私は学生の時、バドミントン部に属していたので、私にとってはいい運動でストレス解消になる。もちろんエピペンというアドレナリン注射は用意しているが使ったことはない。しかし、読者の皆様は決して真似をしないでほしい。スズメバチ退治は役所か業者に依頼すること。刺されると大変なことになります。巣箱の前に仕掛けた、スズメバチ用の捕獲器捕獲器は、ミツバチの巣門に入れないスズメバチが高所へ登る習性を利用したもの現在は8つの巣箱を金網で覆えるようにしている38

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