KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年1月号
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遣して子どもたちの健康を守っており、県医師会はその体制づくりをおこなっています。新たに関節や筋肉などの動きをチェックする運動器検診がスタートし、運動器障害の早期発見に努めています。─検診事業についても力を入れていますね。空地 職場検診や特定健診は主に生活習慣病をターゲットにしています。しっかり受診して自身の状態を把握し、生活習慣などの異常値をどう改めていくかということが大事です。40歳を過ぎたらぜひ“かかりつけ医”をもっていただいて、いろいろなことを相談していただきたいですね。それ以外にはがん検診があります。胃や大腸、前立腺、乳房や子宮などの検査を、市町によりますがクーポンなどを配布して割引価格や無料で受診できます。ぜひ受けて、早期発見、早期治療に結びつけていただきたいですね。─医師不足の問題にはどう対処していますか。空地 平成16年からはじまった新臨床研修制度が一因で、医師過疎地に医師を送るシステムが機能しなくなり、医師不足・医師偏在に拍車がかかってしまいました。そんな状況を改善すべく、働きたい医師と医師が必要な医療機関をマッチングさせるドクターバンクを平成18年から運営しています。これからは新臨床研修制度で育った医師が中堅にな兵庫県医師会では平成18年に、働きたい医師と医師が必要な医療機関とをマッチングさせる「ドクターバンク」を設立した34

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