KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年1月号
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力を得て実施している神戸暮らしの体験プログラム「リブ・ラブ神戸」。移住への動機づけのひとつになるのではないでしょうか。 また、神戸には広大な里山があり、かやぶき民家も日本で一番たくさん残されています。大都市にいる必要のないIT企業に移ってきて住んでビジネスを展開してもらえないか、今注目されている都市からの新規就農の受け皿にできないかなど、これからは利用する方法を考えなくてはいけません。自然や文化遺産に恵まれた都市に近いエリアという強みを最大限に活用していきたいと思っています。始めたばかりの取り組みですが、ファーマーズマーケットに野菜や果物を出品されている農家さんの中にも、北区や西区に移り住んだ就農者もおられます。―子育ても積極的に支援されていますね。久元 2015年10月に、「こうべ子育て応援メール」を開始しました。母子手帳をお渡しするときに案内しており、登録いただいた方に、妊娠中の悩みや子どもさんの成長過程について、産婦人科や小児科の医師、助産師、栄養士の監修のもと作成したアドバイスや、行政が行っている支援サービスや子育てイベントの情報を発信します。妊娠中と生後100日までは毎日、1歳の誕生日までは3日に1回、2歳まで週1回、3歳まで月2回とかなりの頻度で配信しています。 核家族化し、近所付き合いもあまりなく相談相手がいない若いお母さん方がたくさんおられます。そういう状況に対処するための取り組みですが、2016年8月にアンケートを人口減少の歯止めの一環として、広大な里山を都市からの新規就農者の受け皿にする取り組みも行っている「こうべ子育て応援メール」も好評を得ている神戸市、神戸新聞社、関西学院大学の共同事業「神戸スタートアップオフィス事業」写真:KOBE live+workサイトより23

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