KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2017年1月号
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設けて6つの駅の乗り換えをスムーズにし、点在しているバス停を集約してターミナルを作り利用しやすくする計画です。―三宮周辺のあちらこちらで新しい試みを見かけますね。久元 整備事業は長期的な計画です。まず「街の賑わいと回遊性」を実現するためにできることから始めようと、東遊園地の芝生化実験に着手しました。民間事業者の皆さんにもご協力いただきいろいろなイベントを開催し、週末のファーマーズマーケットは、2016年に30回実施しました。 三宮中央通りでは、車道に一部せり出す形で花壇やテーブルを置き、市民の憩いの場所にするパークレット実験を開始、またフラワーロード東、葺合南54号は車道を狭めて、歩行者優先の道路に生まれ変わりました。港とウォーターフロントに賑わいを―今年は開港150年を迎え、神戸港も盛り上がりますね。久元 2月には様々な港湾都市を招聘する国際会議を開催します。5月には、神戸開港150年記念式典で神戸港の未来をにらんだビジョンの発表等を予定しています。7月には、日本最大の海の祭典「海フェスタ」を開催し、国内外から約10隻の帆船が集まる「帆船フェスティバル」や、開港150年記念花火大会等を実施します。国際コンテナ戦略港湾への取り組みや客船誘致も努力が実ってきました。3月にはクイーン・エリザベス号初の日本発着クルーズが神戸で実現します。港に客船が入港すると街が華やぎます。期待しているところです。―ウォーターフロントの賑わいづくりについては。久元 メリケンパークはもっとたくさんの人に来てもらえる立地です。そこで再整備に着手し、まず屋外展示していた実験船2隻を撤去し、海と空が広々とつながるようにしました。芝生化をして桜並木をつくり、神戸とは今年で姉妹都市提携60賑わいのある街の仕掛けづくりとして、都心部の整備に拍車がかかる。         21

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