KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年12月号
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「萌黄の館」となった。南斜の地形を利用して、大きな窓やベランダ、ポーチが設けられ、淡いグリーンの壁板も、西部開拓時代のアーリーアメリカンを思わせるコロニアル様式。さらに、建物だけでなく宅地も併せて重要文化財の指定を受けている。明治中期の創建当時のままの姿で、この地に暮らした外国人たちの暮しぶりを今に伝えている。「白い異人館」と呼ばれ、親しまれた「小林家住宅(旧シャープ住宅)」。昭和53年現在の「萌黄の館」である37

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