KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年12月号
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新しい視点をもって街を支えて下さると期待しております。 「北野・山本地区をまもり、そだてる会」では、毎年春に40万本の花のじゅうたんを敷き詰める「インフィオラータこうべ北野坂」をもう20年間続けています。デザインを公募して住民もボランティアで参加して飾りつけをします。他に国際的で楽しいイベントも開催しており、北野町が育んできた国際性を大切にしています。時代を経ても色あせない国際性 北野町はパリ市モンマルトル地区と友好提携を結んでいます。これは、大都市の中にあって坂道が多く、高台から美しい街並みを見渡すことができる眺望の素晴らしさ、さらに住民が一致団結して、住宅地と観光地とが調和した街を形成しているなど共通点が多いことがきっかけになっています。阪神・淡路大震災から10年を迎えた平成17年に、モンマルトル観光協会と「北野・山本地区をまもり、そだてもの宗教施設もあり、ごく自然に受け入れられているのです。文化や暮らしも混在しています。道のこちら側では、お正月の準備の餅つきをして、七夕になると笹に短冊を飾り…、あちら側では、荷車を引いたおじさんが朝から牛乳や生クリームを配達し、ケーキを焼く匂いが漂ってくる。昔から、こんな光景がごく当たり前の街だったのです。 この気質と雰囲気は今も変わりません。だから私たちは、いつでもウエルカム!北野町に新たな暮らしを求めて来られる人たちは、きっと「北野町だから住みたい」と思われるのでしょう。る会」とが、友好交流協定書に調印し、文化・芸術や街づくりにおける交流、青少年の交流や観光交流などの友好交流事業を推進していくことを誓い合いました。同年10月には、北野町広場に両地区の友好提携記念銘板が設置されました。 平成20年5月には、「インフィオラータこうべ北野坂」開催に合わせ、モンマルトル観光協会から会長と副会長らが来神されました。それ以降も、神戸からモンマルトル地区に表敬訪問を行い、現在でも交流が続いています。今年10月には、モンマルトル地区にあるブドウ園にお伺いする予定です。また、インフィオラータの本場で、ローマ近郊にあるジェンツァーノ市とも交流がはじまり、2004年には市長が来神されたことをきっかけに、現在では、花絵のデザイナーとの協力体制を築いています。それだけでなく、神戸からもジェンツァーノ市へ花絵の使節団が出向き、現地で作品を披露しました。 国際色豊かな歴史をもつ北野町では、現在でも様々な国際的な活動を行っています。「インフィオラータこうべ北野坂」は20年続いている27
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