KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年10月号
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好きなことを学び、社会に出て活躍している様子を目の当たりにすると、ついついもっと広くアピールしたいと思ってしまいます(笑)。林学年約140人のうち、日能研さんからは毎年約40人が入学してきます。みんなとても優秀で、好奇心をもっていろいろなことに挑戦していますね。全国高校生英語ディベート大会で優勝したメンバーのうち2人が日能研出身です。そのうちの一人は、東大のスピーチコンテストで大人たちを相手に全国3位になり、バトミントン部員としても試合で活躍しました。もう一人は、女子ヨーロッパ数学オリンピックでも世界大会に出場しましたし、ピアノもとっても上手で、文化祭のクラシックコンサートで活躍しました。小松原私どもは、受験は単なる通過点であり志望校に入学するところが始まりだと考えています。小学生で基本的な知識を勉強して中学校へ進むのですが、神戸女学院では自由な雰囲気の中、普段の生活を楽しみながら興味のあることに突き進んでいる様子がよく分かります。お互いに認め合いながら伸びていける指導をしていただくことは、子どもたちにとって幸せなことだと思います。林与えられたことを機械的に受け取るだけでは成長できません。小学生は「なぜだろう?」という疑問をもっても、探究を進めるには制限がありますが、中高生になると調べたり実験したりする力が付いてきますからグンと伸びると思いますね。女子も選択肢がとても広がり、理数系の学部に進んだり、日本中、世界中どこへでも進学することができます。親御さんも「女の子だから駄目」などという考えはもっておられないようです。小松原目先の成果をアピールするのではなく、中高女子一貫教育の良さと、長い目で見た成果を広く知ってもらえるように私どもも協力させていただきたいと思います。総務館・講堂・ソールチャペル「生徒たちは新しいこと果敢にチャレンジしています。私たちはそれを応援したい。英語圏に限らず、海外の人たちを呼んで話を聞ける機会も作りたい。」と林部長。「本人をどう勉強する気にさせるかが、いま塾に問われている」と小松原代表42
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