KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年10月号
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恵まれた環境と自由な雰囲気小松原 神戸女学院はヴォーリズによる建物や庭園が美しいだけでなく、学舎内の空間が優雅ですね。ヴォーリズ夫人も卒業生だそうですね。林 本校音楽部を卒業されて英語にも堪能だった一柳満喜子さんを、朝ドラで話題になった広岡浅子さんがヴォーリズ氏に通訳として紹介されたと聞いています。お二人の結婚には障害が多かったのですが、浅子さんの助言で解決したとか。やはり卒業生で『負けんとき』の作者・玉岡かおるさんから伺いました。小松原 恵まれた環境の中で、生徒さんたちが明るく闊達、とにかく楽しそうです。学校環境の中高生へ与える影響は少なくないため、日能研でも、この環境と雰囲気に憧れて進学を希望する子がとても多いです。林 学舎の美しさはもちろん、小高い丘の上にあり四季折々の自然も豊かです。11月のキャンパス見学会には、受験生に限らずもっと小さな子どもさんをご両親や祖父母様が連れて来られます。講堂横の廊下で「ハリー・ポッターのホグワーツみたい!」と感動したり、庭の花や虫に興味津々だったり…。制服がなく思い思いの服装をした在校生が案内しますので、自由な雰囲気が感じられるのではないでしょうか。小松原 いろいろな学校を訪ね、新しくて綺麗な校舎を目にすることは多々ありますが、歴史があり美しいという校舎は希少価値があると思います。「本物に触れられる」この環境で6年間を過ごせるのは素晴らしいことですね。「愛神愛隣」「自由と自治」林 神戸女学院は141年前、2人のアメリカ人女性宣教師によって創立されました。当時の日本では、女性は伏し目がちに男性の後ろを歩くという風潮がありましたが、本学では相手の目を見て話し、しっかり背筋を伸ばして歩く自立心の強い女性を育成する建学の精神を貫いてきました。その後、軍部の規制下でも捨てることのなかったキリスト教精神による第8回全国高校生英語ディベート大会で優勝を果たす独自の英語教育「クルー・メソッド」「愛神愛隣」は、神戸女学院の永久標語全校生徒が集う毎朝の礼拝39
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