KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年9月号
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《インフォメーション》医療・介護地域ケアネットワーク 市民フォーラム「幸せな人生を送るために~高齢者施設とは?~」9月22日(祝・木)13:30~16:00(受付開始13:00)神戸市立垂水区勤労市民センター レバンテホール(JR・山陽垂水駅下車、北東へ徒歩約3分)入場無料・先着500名問合せ 078-785-1166(神戸市医師会垂水区在宅医療・介護連携支援センター)などからも、こうした市民啓蒙の劇作りのノーハウに関する問い合わせや指導のオファーも相次いでいる。 そして何より「メンバーは稽古などで何度も会い、ひとつの目的に向かう。その絆が大きな地域での財産になっています」と中村先生。「私達が支えます」を劇団の合言葉に、5回目となる今年は、神戸市の委託を受けてこの4月に設立された「神戸市医師会垂水区医療介護連携支援センター」事業の一環として、高齢者施設をテーマに19職種70名による「裕次郎さんの施設見学~終の棲家を考えよう、もっと、ずっと、大切な暮らしを続けるために~」を9月22日(祝・木)に開催される市民フォーラムで上演予定だ。公演を重ねるごとに観衆も増え、大入り満員に2014年の朝日ホール公演では、竹田元垂水区長(右)も認知症患者役で出演訪問入浴の場面生前葬の場面。最高ランクの棺桶に入る裕次郎 市民の皆様から頂いた昨年の劇の感想(一部)「相談出来る方が地域に沢山おられることがわかり、安心した」86歳、女性「昨日帰宅して早速、エンディングノートを書き始めました」76歳、女性「在宅での療養、看取りの様子がよく分かった。最後のふるさとの唄を聞きながら、横を見ると一緒に来たお爺ちゃんが泣いていた」91歳、女性「死ぬこと、生きることについて考える良い機会になりました」88歳、男性「毎年観に来てるけど年々うまくなってるなあ。いつ練習してんの?」79歳男性39

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