KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年9月号
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え、在宅医療や介護保険の仕組みを演劇で表現した。 劇後に行ったアンケートでは、会場の参加者の理解度は以前に比べ飛躍的に向上し、確かな手ごたえを感じた。その後色々なテーマにフォーカスを当てたこの市民フォーラムでの多職種による劇は、毎年恒例の垂水での一大イベントとなっている。「介護予防」、さらには認知症の方々をサポートする地域のシステムを裕次郎さんが学んでいく「裕次郎さん 認知症サポーターになる!」は神戸市主催の市民フォーラムでも上演され、当時の垂水区竹田区長も認知症高齢者役を熱演した。 これらのシリーズはテレビ、新聞、ラジオなどでも紹介され会場はいつも超満員。さらに昨年は本物の消防士や葬儀社の方にも出演頂き「看取りと終活」に挑戦した。超高齢化社会でのデリケートな問題も「みんなで考える」をコンセプトに演じ、時にアドリブ、「笑い」を交えながら、大切なことをわかりやすくメッセージとして伝えた。最近では他の職種団体や地域医師会「私達が支えます」を合言葉に、2013年から市民フォーラムの一環として演劇を行っている。演出も舞台セットもすべて手づくり38

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