KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年9月号
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ファッション都市・神戸の未来を語る『べっぴん』を発信していきたい!7月21日、神戸ファッション美術館オルビスホールにてシンポジウム「ファッション都市・神戸の未来」が開催された。神戸が全国に先駆けて「ファッション都市宣言」を1973年におこなってからもうすぐ50年を迎える現在、取り巻く環境の変化の中で、ファッション都市としての神戸のあり方を再検討するとともに、未来と可能性を多角的に討論する場となった。 第1部ではアジアン・ヨーロピアン・コンサルティング・カンパニー社長の齋藤統氏を招聘して「ファッション都市・神戸の可能性」をテーマにおこなわれた。齋藤氏はパリを拠点に活動、ヨウジヤマモトやイッセイミヤケなど日本人有名デザイナーの海外進出に尽力した人物で、今年で第43回を迎える神戸ファッションコンテストの審査委員長を担当しているファッションのスペシャリストだ。 「神戸がファッション都市宣言をおこなった1973年は私が渡仏した年であるとともに、フランスではパリコレのプレタポルテ部門がスタートしてファッションの大きな転換期になった年でもあります。これも何かの因果でしょうか」と齋藤氏。 神戸ファッションコンテストの特典で海外へ留学した過去の入賞者たちの活躍ぶりを紹介し、彼らの秘めたる可能性について語った。また、世界の人々にとって神戸は日本の都市の中で3本の指に入る有名な都市だが、具体的なイメージがないと指摘。ファッションについても「多角的かつアカデミックな視座が必要」と訴えた。一方でフランスと同じく神戸は文化に熱い街であるとともに、地形的にも南仏に近く交通も便利なので、イベントなどによる文化発信には絶好、神戸(公財)神戸ファッション協会 会長小田倶義さん神戸市長 久元喜造さん神戸ファッション美術館のオルビスホールは、神戸の海をイメージしたブルーの空気に包まれた28
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