KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年9月号
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をつけた勉強法」をしなければ意味がありません。模擬試験で90点取ったら10点分、50点取ったら50点分を克服する機会になります。100点取れたらうれしいけれど、受けた値打ちがないと言えるかも知れません。もうひとつは、本校の入試は2日間にわたりますから、1日目に失敗した場合、それを引きずらないことが大切です。変化の激しい時代を生き抜く力を付ける小松原中高一貫教育の良いところは、高校受験がないことです。6年間で、勉強に限らず部活などいろいろなことに挑戦できることでしょうね。和田中学2年、3年は多感な時期です。勉強が手につかなくなることもあるのに、高校受験しなくてはならないのはとても負担になる子どももいますね。少子化の時代ですから、日能研さんとも協力して中高一貫教育の良さを広く知ってもらう努力をしなくてはいけませんね。小松原変化の激しい時代ですが、対応できる力を子どもたちに付けさせるにはどうしたらいいでしょうか。和田今の子どもたちが社会に出るころには今の職業の半分くらいがITやロボットに取って替わられ、新たに未知の職業が現れると言われています。想像もつかない変化が現れたとき、高等教育、つまり大学で学ぶ専門的な知識では対応できない可能性があります。変化に対応できる力はどこで付けるかといえば、それは初等・中等教育の段階です。大学入試のための勉強では駄目です。古典も漢文も家庭科も体育も…幅広く身に付けてから大学で専門分野の勉強をしなければ、変化に対応できる人間にはなれません。海外に限らず、今とは違う世界が必ず日本の中にも現れてきます。それに対応できる力が本当の意味でのグローバル力です。その根本になる初等・中等教育の現場で、まっとうな教育がなされるように努めるのも私たちの責任だと思っています。小松原私立校と学習塾の枠を越えて、ぜひ協力させていただきたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。「変化に対応できるのが、本当のグローバル力。それを身に付けさせるのも、私たちの責任です」と和田校長。「私立校と学習塾の枠を越えて、協力させていただきます」と小松原代表文化祭では戦後70年の貴重な写真を展示年に6回実施される特別な講義灘中学受験生の60%が合格を果たした日能研関西26
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