KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年8月号
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芦屋山手のフロントライン「東山町」その 二自然を生かした緑あふれる邸宅街―芦屋神社の起源について教えてください。境内には古墳が残っているそうですね。 芦屋神社の創建は定かではありませんが、六甲山頂近くに、芦屋神社の神様の磐いわくら座があります。磐座の祭祀となりますと、少なくとも古墳時代後期から飛鳥時代にはご神体として崇められていたと考えられます。 芦屋神社の境内にも、横穴式の石室古墳が残っていますが、芦屋の山沿いには標高100~200メートルの高地に古墳が点在しており、古代からこの辺りには集落があったことがわかります。「高地性集落」は、治守り続けてきた芦屋独自の文化と豊かな住環境芦屋神社宮司山西 康司 さん全国でも有数の邸宅街として知られる「芦屋」。海沿いから山にかけて立派なお屋敷が続き、独自の文化を育んできた芦屋は、そこに住む人々が主役となって、自分たちの住環境や文化を守り、育ててきたという伝統があった。52

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