KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年8月号
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文金高島田の時代に、ウエディングドレスを日本に広めた桂由美さん。『ウエディングドレス』は、桂さんの50年のデザイナー人生をモデルにしている桂由美が考案した『ユミライン』シルエットのウエディングドレスは女性の完璧ボディを演出するドレスとして世界中の花嫁のあこがれにドレスデザイン/桂由美〔ユミカツラ パ リ オートクチュール フォー レンタル(桂由美ブライダルハウス本店)〕めが復活したんだ」と。もっと端的な例でいうと、後継者が少なくなっていた博多織の帯「博多帯」の職人さんから相談された桂先生は「なんとかして世界に打って出ましょう」と、当時のバチカンのローマ法王に祭服をデザインし献上された。ご高齢のローマ法王には重い衣裳はよくありませんから、ゴージャスでも軽い祭服を、そして法王はポーランド出身でしたから国の花であるパンジーを織られた。立体的に織られているのに軽いということで、一躍世界から博多織が注目を集めることになりました。 桂先生のドレスはこれまで、名だたる女優など芸能界や政財界の皆さんらも着てこられ、最近ではDAIGOさんと北川景子さんのドレスも注目を集めましたが、それ以外にも、日本の伝統技術を世界に伝えるなど桂先生にはたくさんの業績があるんです。桂先生は他にはないポジティブシンキングの人? 以上3つがご苦労だったと桂17

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