KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年6月号
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サ・マーシュ神戸市中央区山本通3-1-3TEL.078-763-1111営業:8:00~19:00定休日:火曜日・水曜日和洋の融合から生まれる、新ジャンルのパンを提案したいサ・マーシュ自家製のジャムも人気洋と和の融合を。米粉を使用したパンも並ぶ(写真はイメージ)お客さんとスタッフが、互いに商品に目を向けながら対話ができるようバーを設けている焼きたてのバゲットや菓子パンなど豊富な種類のパンが並ぶ 「サ・マーシュ」とはフランス語で、レストランの厨房でオーダーが入り、さあ作ろうというときにかかる一種の掛け声なのだとか。パールストリートに面した小さなアーチをくぐり、小道をゆくとパンの香りが漂い、店内には焼きたてのパンが並ぶ。 商品棚の前には、バーがたち、お客さんはバーの手前からスタッフに指示してパンを選ぶという方式をとっている。スタッフから本日のおすすめのパンや、焼きたてのもの、アレルギー情報をはじめパンの材料などの説明を受け、対話しながらパンを選ぶことができ、自分が食べたいものはもちろん、よりおいしいパンに出会う確率も高くなるという、嬉しいシステムともいえる。 パン職人・西川功晃さんとマダムは、独立した店では「この地に住んでいる人たちのための食べ物を作りたい」と考えた。ファンのネットワークや口コミによってすぐに情報は広まり、今や客足が途絶えることはないが、それとは別に、おつかいに食パンを買いにくる近所の子どもや、その日のパンを毎日買いにくる住民など、地域のベーカリーとしての役割も果たしている。JR三ノ宮駅JR・阪神元町駅風見鶏の館●サ・マーシュ●北野工房のまち●NHK生田神社●ハンター坂北野坂45

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