KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年6月号
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産地直送で届く素材を生かす料理 十津川ウニ丼天然ウナギの白焼き(わさび醤油で)カウンター10席(禁煙)は常連客ですぐにいっぱいになる鮑とアスパラのソテー。サイズも味も全てが規格外! 19年前、脱サラした久保正樹さんとお料理好きな奥様の真喜さんが開いた「十津川」。「私は素人ですから料理の技術など何も持っていないんですよ」。 5月に解禁になる由良川の天然ウナギ、7月第1周目から10日間だけの〝日本一〟と称される宮津のトリガイ、淡路島由良のウニ、11月には解禁になるタグ付きの間人蟹等々、漁師さんから直送で届く。カウンターには、北海道、富良野直送のアスパラや京野菜など産地直送野菜の他、自家製の無農薬野菜が並ぶ。 何故こんなに新鮮な食材が日本中あちこちから届くのかと尋ねてみた。「この店を始めてから旅行といえば漁場巡りです」と真喜さん。二人で漁港へ行き漁師さんと話して直送してもらい、時間をかけて信頼関係を築きここまでやってきたという。野菜や神戸牛も然り。「うちは素材が8割、残り2割は気持ちです」と仕入れをする正樹さんはにこやかに話す。この人柄が美味しい素材を集めていると納得させてくれた。料理 十津川神戸市中央区中山手通1-7-19 平安ビル1FTEL.078-321-1323営業:18:00~23:30定休日:日曜・祝日■北野坂JR三ノ宮十津川42

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