KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年6月号
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「神戸のイタリアン」を追求cチッチャiccia地野菜たっぷりのバーニャカウダピエモンテ風(1,400円)フランス産乳飲み子牛のゆっくりロースト 水牛のモッツァレラのソースと春野菜と一緒に(3,980円)店内はカジュアルな雰囲気で、気軽にお料理を楽しめる麺のもちもちとトマトの濃厚な甘みが絡み合う徳島県鎌田農園のフルーツトマト桃果(ももか)を使ったフレッシュトマトソースのスパゲッティ(1,680円)※価格はハーフサイズ税別 シェフの青木勇司さんはイタリアの各地を巡り、ミシュランの星が輝く11の店で腕を磨いた実力派。そこで学んだのは、地元の人の郷土料理への愛情と、それを時代に合った料理へと昇華させる、シェフたちの思想とセンスだった。 本場で学んださまざまなイタリア各地の郷土料理の手法をベースに、神戸っ子の口に合う「神戸のイタリアン」を追求。淡路の穴子や丹波の野菜など、生産者たちとのコミュニケーションを育みながらより良い素材を求め、その滋味を引き出している。それを可能にするのは、丁寧な仕事だ。トマトソースは、数種類のトマトを使用して仕込む、手の込みよう。細工の包丁を惜しまず、パスタやパンまで自家製、ワインごとにグラスの形状も変える。常連客は、その日お薦めの食材を使用したコース料理を注文する方が多いとか。 「手を抜けない性分」と青木さんは言うがそこには明確な意思があり、舌で味わう刹那のためにその何倍もの時を費やす。ゆえに、その味の記憶は永遠になる。ciccia(チッチャ)神戸市中央区加納町3-11-2奥田ビル1FTEL.078-272-2662営業:17:30~23:30(L.O.22:30)定休日:日曜日、月1回不定休各線三宮加納町交差点至新神戸山手幹線北野坂フラワーロード■ciccia40
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