KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年6月号
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神戸洋食の流れを汲みながらフランス料理のスタイルを取り入れて伊藤グリル名物「ビーフシチュー」は初代が作り上げた伝統の味に4代目が独自のアレンジを加えた 船上の料理人であった初代が、神戸・元町でオープンした「伊藤グリル」。今年で創業93年、洋食の町神戸を代表する老舗店だ。 4代目オーナーシェフの伊藤享治さんは、東京、フランスで修行を重ね、父の後を継いだ。ビーフシチュー、ビーフカツレツといった、愛され続ける“神戸洋食”、父の忠さんの時代から登場した炭火焼のステーキ、そんなお店の歴史を生かしながら、自身が修行したフレンチのスタイルを取り入れている。 初代から伝わる「ビーフシチュー」は、享治さんが独自のアレンジを加えた特製ソースで上質のお肉を煮込んだ逸品。「ビーフシチューをスープ感覚でご注文される方も多いのですが、うちのシチューはお肉とソースをしっかり召し上がっていただくスタイルです」。 炭火焼釜で焼き上げる神戸牛、黒毛和牛は、素材も良さもさることながら炭火焼ならではのやわらかさや旨みが堪能できる。常連さんはもちろん、若いカップルが特別な日にコース料理を楽しむ姿や、観光客、家族連れなどで賑わう。伊藤グリル神戸市中央区元町通1丁目6-6TEL.078-331-2818営業:11:30~14:30(L.O.)   17:30~21:00(L.O.)※コースのラストオーダーはそれぞれ30分前定休日:水曜日元町パークロード鯉川筋●大丸栄町通元町商店街JR元町〔〕長安門西安門南京町広場●伊藤グリル南京町南京町広場を見わたす2階にあり、ゆっくり食事が楽しめる店内画家がデザインしたというロゴ炭火焼フィレステーキ37

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