KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年6月号
20/46

小学生の英語力向上のために 「外大訪問」神戸市外国語大学では地域貢献・連携活動のひとつとして、同じ町内の市立東町小学校で児童たちが英語を楽しく体験できる機会を提供している。その様子や子どもたちの反応などを、校長の稲岡先生、担当の土井先生にお話しいただいた。英語でのコミュニケーションと大学キャンパスを体験稲岡 小学校に英語活動が取り入れられる以前の2004年から、子どもたちにとって非常に貴重な機会を提供いただいています。毎週火曜日、横田玲子先生と一緒にやって来る神戸市外国語大学の学生さんたちが、3~4人で1クラスを担当してくれる楽しい英語の時間です。小学生の指導を希望する学生さんたちですからとても前向き、熱心に取り組んでいただいています。子どもたちにとっては年齢が近いお兄さん、お姉さんのような存在で、親近感と憧れをもって見ているようです。これをきっかけに英語やコミュニケーションに興味をもち、中には外大に進学した卒業生もいるのではないでしょうか。この英語への取り組みは5年生の秋から始まり、6年生の秋の外大訪問は、一連の流れの中での集大成という位置づけです。土井 子どもたちにとって、大学のキャンパスに行くことがまず、新鮮で楽しい体験です。先生方をはじめ、キャンパス内の日本人だけでなく外国人の学生さんに、いろいろな場所で「レッツインタビュー!」。外国人の方には「好きな日本食は何ですか」「どんな所へ行きましたか」、学生さんには「将来の夢は何ですか」など、質問内容は事前にまとめてから訪問します。こちらから「積極的に話しかけていきましょう!」と言うまでもなく、子どもたちは喋りたくて仕方ない様子です。答えが分からなくても、英語での会話を楽しんでいるようです。稲岡 大学では「この日は小神戸市立東町小学校 校長 稲岡 健 さん  神戸市立東町小学校 英語活動支援事業担当 土井 邦夫 さん稲岡校長土井教諭20

元のページ 

page 20

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です