KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年6月号
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06今年、創業110周年を迎えたカミネ。トアロード本店、さんプラザ(現在のクロノメトリー)店、元町店につづき、少し遅れて誕生したのが旧居留地店だ。奥にサロンスペースを構え、ドイツ・ザクセンの由緒ある機械式時計「A.ランゲ&ゾーネ」や「ウブロ」「ジャガー・ルクルト」「ロジェ・デュブイ」など商品構成も質の高いものを揃えたことから、「コンフォータブル」でありながら「オーバークォリティ」であるという意味を込めた。2008年には、神戸市が美しい観光都市創造を目指すために設けた「KOBE DESIGN FESTA・ショップデザイン特別賞」を受賞している。神戸の旧居留地は、美しい場所だ。 そこかしこに残る異国情緒あふれる雰囲気、ガス灯、街路樹は季節の移ろいと共に異なる表情を見せる。ゆったりとした通りに海外のメゾンが路面店を構え、路傍に高級車が停まるそばには、オープンカフェでエスプレッソ片手に読書する紳士がいる。旧居留地店はそのひとつを担う場所として、街並みに溶け込むように努める責務があると考えた。ウッディな調度品の中で輝く、ヨーロッパの伝統が生んだ機械式時計の名品たち。ゆったりとした時間を楽しむ空間を生み出すカミネの「メゾン」は、まもなくオープンして8年を迎える。Vol.06カミネ創業110周年連載企画2016年、カミネは創業110周年を迎えます。月刊神戸っ子では、カミネ110周年企画としまして、1年間にわたり、カミネの歩みや品質の高い商品に対する考え、店づくりに込めた思いなどを紹介いたします。カミネ創業110周年連載企画とは?ブランドコンセプトを活かした展開の店内ウォッチマイスターなど海外からゲストを迎え多彩なイベントを開催する「旧居留地の美しさのひとつを担う」2

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