KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年6月号
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材として期待しています。神戸市が国内の他都市、アジアの各都市との競争に勝ち名誉ある地位を占めていくには、語学力や幅広い見識をもつタフネゴシエーターが必要です。例えば1986年、神戸研究学園都市に全学移転を果たし現在に至るポートセールスや客船クルーズ誘致などで交渉を担い、自身の能力を駆使して仕事をしてほしいですね。いずれは神戸市役所も「語学力のある人材だけが幹部になれる」時代がきます。船山 市長のご期待に応え、神戸市の発展に寄与する人材育成のためにも、今日からは、「たくましく行動する国際人」をスローガンにしようと思います(笑)。久元 期待するだけではダメですから、神戸市としてもできるだけ協力しようと、細やかな試みですが、各国の総領事、市内のグローバル企業、国際交流団体などからたくさんの方々が集まる「神戸新春国際親善パーティー」に昨年から通訳として外大生に参加してもらっています。ロシア語やスペイン語の通訳として入ってもらったり、いろいろな立場の人たちとコミュニケーションを取ったり…もちろん英語だけで会話が可能なのですが、母国語を通訳してくれる学生がいるということには各国総領事にもとても喜んでいただいています。船山 学生たちにとってはとても良い機会になっています。その場の雰囲気を体験するだけでも意義があります。教室に閉じ込めておくのではなく、こういった場をもっと提供していかなく15

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