KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年5月号

4/56

052016年、カミネは創業110周年をむかえた。元町・旧居留地に点在する5店舗のうち、3番目に誕生したのが「元町店」だ。1999年…スイス時計の輸出総額が4倍近くに発展した真っ只中にオープンした。日本でもフランク・ミュラーやパネライなどが注目されはじめたのもこの頃で、カミネは日本でもいち早くこれらのブランドを扱い始めた。ヨーロッパの専門店のスタイルを日本にも取り入れ、まだ世間になじみのない時計をゆっくりとご紹介する店が欲しかった。「ヨーロッパのサロン感覚」をキーワードに、「これまでにない」新鮮な切り口を重視したブランドで構成し、「フランク・ミュラー」や「パネライ」、「ＩＷＣ」、「オーデマ・ピゲ」を美しく並べた。時計そのものの魅力だけではなく、製品の背景にある情熱やブランド・ストーリーを伝えると共に、専門店カミネの認知を全国に高めていく店舗のひとつとなっていった。現在は、話題のラグジュアリー・ウォッチ「リシャール・ミル」なども展開している。昨年秋の改装では、1Ｆに加え2Ｆにも新しくフロアを拡張し、ゆったりと商品を楽しめるプライベートサロンを新設。宝飾と時計専門店として、様々な個展、イベントを提供するスペースとしても活用したいという。カミネ・元町店は、「ライフスタイル」や「アート」の提案にも視野を広げ、カミネの中で常にトレンドをとらえる店でありたいと願いを込める。Vol.05カミネ創業110周年連載企画2016年、カミネは創業110周年を迎えます。月刊神戸っ子では、カミネ110周年企画としまして、1年間にわたり、カミネの歩みや品質の高い商品に対する考え、店づくりに込めた思いなどを紹介いたします。カミネ創業110周年連載企画とは？数々の人気ブランドが並ぶカミネ元町店1F新設された2Fプライベートサロン フランク・ミュラーがプロデュースする華やかな食器やリヤドロのポーセリンアートの置物なども並ぶ「常にトレンドをとらえる店でありつづける」4

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です