KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年5月号
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が考えを巡らせてくれれば」と話した。横尾氏もまた「戦争とポップとは直接結びつくものではないが、私も結びつかないものを結びつけるデペイズマンというという手法で作品をつくっている。2つのテーマをどう結びつけるかは、観る人の感性で」と語り、自由かつ能動的に鑑賞してほしいと希望を述べた。 「今までにない企画をぜひ楽しんでください」と蓑豊館長。コインの表裏のような2つのテーマの関係に、親和性を見るのか?創造性を感じるのか?ぜひエネルギッシュかつ繊細な作品が揃う展覧会を通じ、各自〝わたしの〟ポップと戦争を心に描いてほしい。 なお、5月24日(火)には1Fオープンスタジオで「玉置浩二ミニライブ」が(受付終了)、6月25日(土)には難波英夫セゾン現代美術館長を招いた講演会(14時~・当日先着順・聴講無料:要展覧会チケット)が開催される。[会 期] 2016年7月18日(月・祝)まで     開館時間:10:00−18:00(金・土曜日は−20:00)入館は閉館の30分前まで     休館日:月曜日[ただし7月18日(月・祝)は開館][会 場] 横尾忠則現代美術館[主 催] 横尾忠則現代美術館([公財]兵庫県芸術文化協会)、神戸新聞社[後 援] 兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会、サンテレビジョン、ラジオ関西[協 賛] 株式会社 資生堂[協 力] ホテルオークラ神戸[観覧料] 一般700(560)円 大学生550(440)円 高校生・65歳以上350(280)円     中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体[関連事業]玉置浩二 ミニライブ出 演:玉置浩二日 時:5月24日(火)19:00開演(18:30開場)会 場:当館オープンスタジオ(1Fエントランスホール)※受付は終了致しました。講演会 わたしのポップと戦争講 師:難波英夫(セゾン現代美術館) 聞き手:山本淳夫(当館学芸課長)日 時:6月25日(土)14:00〜15:30 会 場:当館オープンスタジオ定 員:100席(当日先着順、聴講無料、要展覧会チケット)INFORMATION横尾忠則現代美術館神戸市灘区原田通3-8-30tel.078 855 5607(総合案内)山手幹線ミュージアムロード《モナ・リザ》1966年岡野誠二氏蔵《戦争の涙》2009年作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)《水のある赤い風景》1996年作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)21

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