KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年5月号
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 4月16日より、横尾忠則現代美術館にて横尾忠則展「わたしのポップと戦争」が開催されている。展覧会はフロアごと「戦争」と「ポップ」の2部構成になっており、相反する2つのテーマに関連する121点を展示している。 戦争のフロアでは、明石の空襲で赤く染まった空を郷里の西脇から眺めたという横尾氏の戦争体験の恐怖とノスタルジーを、赤い照明で表現したコーナーも。戦後71年という節目ではないタイミングには、戦争とは常に顧みるべきテーマだというメッセージが込められているとか。 ポップのフロアには1964年~1973年頃のポスターや版画などの作品がクローズアップされている。近年、海外の美術館でポップアートの展覧会がさかんにおこなわれているが、横尾氏の作品は引き合いが多く世界で高く評価されているという。 オープニングに先だち、4月15日に記者説明会がおこなわれた。担当学芸員の山本淳夫学芸課長は「テーマは横尾さんとのブレーンストーミングの中から生まれたもの。戦争とポップという20世紀の消費文化の表と裏の面について、観る人横尾芸術で感受する20世紀の表と裏横尾忠則展わたしのポップと戦争《TADANORI YOKOO(自主制作)》1965年作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)《風景No.15オレンジ猫》1969年兵庫県立美術館蔵《堅かちかちやまめうとのすじみち々獄夫婦庭訓》1965年《HIROSHIMA-NAGASAKI(日本グラフィックデザイナー協会)》1995年横尾忠則現代美術館蔵ポスター(デザイン:横尾忠則)20

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