KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年3月号
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国生み神話で知られる淡路島。昨年春、南あわじ市から弥生時代中期初頭頃の銅鐸「松帆銅鐸」が発見された。専門家たちも「数十年に一度の大発見」と位置付けており、謎の多い初期銅鐸を解明する重要な史料になると期待が寄せられている。また、淡路市では弥生時代後期の大規模集落跡「舟木遺跡」、そして国内最大級の鉄器工房跡「五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡」(国史跡)があり、邪馬台国が誕生する直前の激変する弥生社会を解明する上で、淡路島は重要な地であったと考えられている。淡路島で発見された遺跡や出土品から、淡路島の歴史的な価値が見えてくる。“邪馬台国”誕生前夜の淡路島国生みの偉業を果たした伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)16

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