KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年2月号
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飛行機の速さと安さをいかせる使い勝手のよい空港乗降客数、便数ともに順調に推移―開港から10年、社長就任から7年を振り返っていかがですか。松﨑 開港の翌年、平成19年度には乗降客数約300万人、神戸空港はピークを達成しました。 ところが私が社長就任した翌年の5月、JALが拠点撤退しました。便数も1日17便にまで減少し、平成22年度は年間乗降客約220万人と最低にまで落ち込みました。就任7年目の私にとって、これが一番不安な時期でしたね。その後、少し時間はかかりましたがスカイマークがカバーして、平成25年にはANAのパートナー社のエアドゥが札幌、ソラシドエアが沖縄に新たに就航してくれました。ANAを含めこれら4社で1日制限便数の30便をほぼ維持し、乗降客数約250万人で推移している状況です。―特に好調な便は。松﨑 羽田便はもちろんですが、全般的に好調です。昨年10月に松﨑 昭(まつざき あきら)1944年、鹿児島県生まれ。1966年に九州大学工学部を卒業後、川崎車輌株式会社(現川崎重工業株式会社)入社。同社代表取締役副社長を経て、2009年に神戸空港ターミナル株式会社代表取締役社長に就任神戸空港ターミナル株式会社 代表取締役社長 松﨑 昭 さん平成21年6月に代表取締役社長に就任以来、さまざまな新しい取り組みを進めてきた松﨑社長に、神戸空港の良さや今後についてお聞きした。38

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