KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年2月号
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お客様に「乗っていただく」という気持ちを忘れずに―昨年9月に社長に就任されましたが、どんな思いをお持ちでしたか。市江 日本の航空業界に新規参入し新風を吹き込んだ会社の中でも、スカイマークは実力的には別格な存在です。民事再生に伴う上場廃止により皆様には大変ご迷惑をおかけしたわけですが、大型機材の問題が解決さえすれば会社の再建は難しいことではないと思っていたところ、思いもよらず私が社長に就任することになりました。社員にとっては、金融機関からやってきた落下傘のようなものだったと思います。しかし社長を務めるからには社員の期待に応え、そして何よりお客様に満足していただけるサービスを提供し、現在就航している9空港の地域のお役に立たなくてはならないと考えます。再建が終了しても私の仕事は終わりではないと思っていて、最初の挨拶でも「将来に向けて会社が成長していけるまで皆さんと一緒に働かせてほしい」と社員に話を西の拠点・神戸空港から独自のネットワークづくりを市江 正彦(いちえ まさひこ)1960年生まれ。1982年に東京大学法学部を卒業後、日本開発銀行入行。同銀行企画部副長、日本政策投資銀行投資企画部長兼グロース・クロスボーダー投資グループ長、常務執行役員を経て、2015年9月にスカイマーク株式会社代表取締役社長に就任スカイマーク株式会社 代表取締役社長 市江 正彦 さん神戸をはじめ国内9空港に空のネットワークを結ぶスカイマークにとっての神戸空港について、市江社長にお聞きした。34
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