KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年2月号
12/46
創業者が中国・天津の「天てんちんぱおつ津包子」をベースに、醤油味を効かせた中華饅頭を売り出したのが1915(大正4)年。それが日本の「ぶたまん」の元祖となり、以来100年、今も毎日行列のたえない人気店・老祥記。麹こうじを使った歯ごたえのある皮に、神戸の老舗精肉店から仕入れた良質のバラ肉を粗めにミンチし、青ねぎを入れて醤油で仕上げた具を包み込む。大きな蒸し器で絶妙のタイミングで蒸し上げると、肉汁たっぷりで風味の良い豚饅のできあがり。 できたてを食べるのが一番だが、お持ち帰りして冷めてしまったら、強火で10分ほど蒸すか、油を入れたフライパンで焼くのもおいしい。そのままでも美味しいけれど、からしや酢醤油+一味唐辛子のタレをつけたり、マヨネーズ+一味唐辛子もおすすめ。■老祥記神戸市中央区元町通2-1-14TEL.078-331-7714【営業時間】10:00~18:30(売切れ次第終了)【定休日】月曜日http://roushouki.com/老ろうしょうき祥記「豚ぶたまん饅」4代目・曹祐仁さん一日に約1万3千個が売れる「豚饅」(1個90円/購入は3個~)12
元のページ