KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年1月号
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住居にも多様性が求められる時代―近年の住宅事情はどう変化してきていますか。高島 都心回帰により、人の流れが変わってきました。どういうことが起きているかといえば、一つは子育てを終えた世代が郊外の戸建てから中央区のマンションに移ってきています。また、共働き夫婦や、働くシングル女性も増えており、ライフスタイルも多様化しています。当社では、マーケット調査をしながら、マンション1戸ずつにおいて仕様変更を可能にしています。総戸数471戸、当社最大プロジェクトである「ワコーレシティ神戸三宮」では、100バリエーションのプランを提供し、完売しました。〝住まい〟にも多様性が求められている時代なのでしょうね。―いろいろなアイデアはどこから生まれるのですか。高島 当社は、企画会社と位置付けて全社挙げ、あらゆるチャネルの中でできることの意見を持ち寄り、ミーティングなどを行っています。先ほどの「ワコーレシティ神戸三宮」では、顔認証入館管理システムや、365日、24時間ゴミ出し可能なゴミドラム室、ETCカードを使った駐車場システムなどを導入しています。―地域密着企業ならではの強みは。高島 当社は主に30戸から50戸程度のコンパクトな物件を供給しています。古くから地域とつながり、地元神戸をマザーマーケットに持っていますから、土地情報の入手がスムーズにいきます。また、仕入から販売まで同じ担当者が一貫して行っていますので、責任を持って適正価格で土地を仕入、お客様に納得していただく価格で販売が可能だと考えています。ワクワク、ドキドキ感がある街づくりを!―神戸を住みたい街にするにはどうすればよいとお考えですか。高島 まず、働く場所を増やすことですね。神戸市が進めている医療産業都市構想の中で実現していけるのではないでしょうか。ま「ワコーレ ザ・トアロードレジデンス」のスタースイートルーム美しいテラスと噴水を備える「ヴェルティーク住吉川」リラックス感や非日常感を演出する空間デザインを大切にする46

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