KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年1月号
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神戸には、神戸市立博物館をはじめ芸術文化に親しめる施設が、暮らしのすぐそばにある神戸の自然にあふれた住環境は、母国スイスとの共通点でもある芸術文化がすぐそばにある神戸の暮らしダニエル・アヴィオラ(Daniel Aviolat)1974~77年、在大阪スイス総領事館副領事。88~90年、パリUNESCO代表部スイス政府次席代表。90~92年、在ベルンスイス外務省政務局。 92~97年、在アテネスイス総領事館参事官。98~2004年、在大阪スイス総領事。関西領事団団長を務めた。立命館大学客員教授として招へいされる(英語で学ぶ日本史講座)元スイス総領事・元立命館大学客員教授 ダニエル・アヴィオラさん副総領事として初めて日本へ来たのは1974年。神戸に住み、領事館がある大阪へ通っていました。当時の日本は高度経済成長期で、工場からはすごい煙がもくもく。逃げ出したいといつも思っていました。しかし、友人がすすめてくれた高野山への訪問をきっかけに、日本をいい国だなと思えるようになり、芸術文化にも非常に興味をもちました。母国スイスの自然にあふれた住環境は、神戸との共通点でもありますね。関西在住の外交官のほとんどが神戸・阪神間に住んでいます。丘陵地帯で気候が良く、空気がきれいなのが魅力だからでしょうね。海と山が近く、山歩きの遊歩道が整備され、アマチュアでも山登りが手軽にできます。個人的には、三宮や元町などのアーケードのある商店街がいいですね。海外の街にはあまりないのでとても興味深いものです。国際的で多様性のある食はもちろん魅力です。 そして、私が思う最も大きな神戸の魅力が、美術や音楽、演劇などの芸術文化が普段の暮らしのすぐそばにあることです。神戸ってこんなところ ④43

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