KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年1月号
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地元の消費者が地元の生産者を支えるというシステムが確立しているポートランドのファーマーズマーケットはビジネスとして成り立っている昨年開催された「アーバンピクニック」では多くの人出で賑わった。東遊園地は賑わいの場として期待が寄せられている「First Thursday」というアートフェスティバルも定着している自動車を使わず公共交通機関を利用する。写真はLRT(路面電車) 海に面して川沿いにある港町です。山も近くて、いくつかのアウトドアブランドもここから生まれています。神戸と人口や街全体の規模、ダウンタウンの規模も中央区三宮辺りと同じくらい。買い物するなら大型スーパーより個人商店を、食事をするなら大手の外食チェーンよりオーナーシェフが一生懸命やっている店を選びます。神戸の人も同じように考えているのではないでしょうか。 地元の野菜を食べようという意識が高くて、ポートランドのファーマーズマーケットはイベントではなく、ちゃんとした商売として成り立っています。地元有機野菜スーパーも、損得抜きで応援しているんですよ!商売敵なのに…。食の世界でこれから頑張ろうという人たちのスタート地点にもなっています。 今、時代の先端をいくのはフリーランスな働き方ですから、住む場所をオフィスに通うために選ぶ必要はありません。住みやすい場所に住めばいいんです。その街に同じような考え方で暮らしている人がいれば、つながりが生まれ、新たなビジネスが始まるかもしれません。神戸も住みやすい街としてのポテンシャルが十分にあります。どんどんアピールしていけばいいと思いますね。35

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