KOBECCO(月刊 神戸っ子) 2016年1月号
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ポートランドから学ぶ、街の将来ビジョン株式会社村上工務店代表取締役社長村上豪英さん街のビジョンを思い描くヒントをもらったのが偶然見つけた「GREENNeighborhood」という本で紹介されているポートランドの街です。「こんなステキな街が実在するんだ!」と思いました。元々、カリフォルニアの喧騒を逃れて来た人たちが集まっている街ですから自然を好み、車を乗り回すのがクールじゃないと考え、消費をするよりも自分でつくる「クリエイティブ」であることを尊ぶ文化、気風があります。ステキな街の条件は、都心で住んで働き、学んで、食べて、買い物をすることができる、いわば用途が混在していること。ポートランドはその条件を満たしていると思いますね。しかも車社会のアメリカにありながら、公共交通機関、自転車、徒歩圏内でほぼ全てを満たすことができる街なのです。村上 豪英(むらかみ たけひで)1972年、神戸生まれ。京都大学大学院理学研究科修了。シンクタンクに勤務。現在は株式会社村上工務店の代表取締役社長。2012年、神戸青年会議所理事長。2011年より神戸モトマチ大学代表。趣味はフライフィッシングとサッカー、トレッキングなどアメリカ、オレゴン州ポートランドは暮らしすい都市として、全米第1位の評価を受ける。神戸が目指すモデル都市として参考になると村上豪英さんは話す。34

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