KOBECCO(月刊 神戸っ子) 1961年9月号
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新婦も、やれドレスだ着替えだとくだらない、虚栄心をふりまわす気遣いもないし、大きな荷物を負った新郎は大いに頼もしく見える。真夏を一寸はずして行けば、満員ということもない。下界でうごめいているのがバカバカしくなる位だから精神面でも、また肉体面でも少々の胃腸病やノイローゼなら完ぺきなおる。(ラジオ関西アナウンサー)①一日目I式を挙げ六甲山麓の静かなところか、あるいは京都、大阪のホテルで一夜を過す。二日目l第一つばめで小田原経由箱根へ・強羅で一泊三日目l早雲峡、芦ノ湖、十国峠を終て伊豆へ。伊東で一泊。四日目l伊東から大室高原を経て東京へ。東京で一泊。五日目l飛行機で伊丹へ。帰神。②四泊五日、交通・宿泊費合わせて約四万円.③三日目の箱根l伊東コースでは時間的に十分余裕かあるので、強羅公園の散策、芦の湖でのボート遊び、とくにカメラ携行の方には思い出深い数々のスナップが納められることでしょう。四日目の伊東の近くでは、大室高原、一碧湖、川奈ゴルフ場など、見るべき所もあるが、東京の夜を大いに楽しむためには、大室のシャボテン公園で一遊びする位が適当でしょう。私たちが東京へ足をのばしたのは、東京での新婚披露も兼ねていたためでもありますが別にその目的を抜きにしても東京のはなやかな夜の、二人だけのプ松本照夫・圭子ロムナードは、思い出深いものになることでしょう.(積水化学工業KK勤務)西脇米良①、月初めごろの〃上高地・志賀高原コース〃・標高千五百メートル以上の場所のため朝晩は非常に寒く、毛衣品の携行が必要〆雪山々の、あるいは高原の散策に軽装の用意をすれば気楽に清遊できる神一尺l名古屋I松本l上高地(二泊)I松本l長野l志賀高原(二泊)l長野(車中泊)l神戸。②上高地二泊、志賀二泊、車中一泊、合計五泊六日、交通費旅館代(寿周遊券)約二万五千円、食事その他五千円、雑費承やげ代など五千円、合計三万五千円。峨躯③蔦秋冷のさわやかな山気に満ちあふれた高原を、いろいろな色づいた木々にかこまれた道を散策してお二人の愛を語るのは魚とてもすばらしく、ロマンチックです。季節的には、月初旬が、人もまくなく最適ですよ。それに費用も案外すぐなくて、すばらしいハネムーンをすごすことができます。(日本毛織KK勤務)中川義信・多恵子①第一日I式の疲労を回復して元気でハネムーン(密酒を飲むための謂)に出発するためにも.「第一夜」の宿としては神戸(季節にによっては六甲、須磨を含めて)大阪、京都のホテルが望ましい。第二日I「第一つぼめ」で沼津まで行き、ここからバスで天城温泉郷へ向い嵯峨沢か湯ケ島で投宿(とくに新婚向きとしては、嵯峨沢館。山の幸、海の幸の盛りたく願冒』さんなオイル焼も名物だけのことはあり、家庭的なふん囲気が味わえる)第三日lバスで天城越えをして下田へ出たついでに足をのばして石廊崎までまわる。宿は河津温泉郷の中から適当に選べばよい。(今井浜温泉の今井荘が設備面でもよく、交通も至便)第四日l伊豆半島東海岸を北上して伊東へ行き、国鉄に乗りかえて上京。両人の在京友人を招待して簡単に披露するためにも都心のホテルが好都合.(銀座東急ホテル、日航ホテルなど)第五日l新婚割引を活用して飛行機(新婚席優待)で帰西すればパテなくてすゑます。②交通費と宿泊費で四万円強.③月なゑな伊豆廻遊コースながらやはりオーソドックスな新婚旅行コースとして推薦できます。右記伊豆の二旅館ともにバス付きの個室が完備されていますからホテル的なよい環境といえます。この程度なら、朝早く起きる強行軍でもなく、十分にカメラを楽しんだり旅信をしたためたりできるでしょう。(東洋棉花KK勤務)井上正男①早春、南九州一周(神戸基点)岬、一面の菜の花の歓迎。516月は信州または北海道(ちょうどこの頃は信州、北海道の春にあたり、花々が滴開)718月は伊豆大島へ(水泳、八月の椿:.二度咲く)・四国l足摺、室戸へ(熱帯植物がいっぱい)涼線として信州、美しヶ原、霧ケ峯、琴科秋は大山(中国一周)冬は南紀I伊勢志摩へ・スキ1441

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