KOBECCO(月刊 神戸っ子) 1961年7月号
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(7月逓日18月虹日)〃逢山峡″は、国立公園裏六甲山景観のきわまるところ。有野川峡谷の東西から海抜七二二メートルの逢山と六三四・五メートルの古寺山がせまり、赤松の自然林にふ涼風に河鹿鳴く裏六甲〃逢山峡テント村開設〃ちどられた断崖絶壁のところどころには、白雪のなだれに似た滝があり、標高が高いため夏は天然の冷一房に在る心地がします。それに耳をすませばウグイス、ホトトギス、夜はカジカの声を渓流にきくことができます。また、ハイクの途中到るところに飯ごう炊さんや水浴ができ、谷越えで有馬温泉に出、疲労を一洗することもでき、六甲山頂にも道が通ずています.このように優秀なハイキングセンターであるばかりでなく例年七月下旬から八月中、第一、第二キャンプ場が開設され、阪神間の「青少年向き健全な環境よき五つのキャンプ場」の一として教育委員会推せんの栄に輝くところでもあります。・テント用具使用料二、三人用一八○円。毛布五○円四、五人用二五○円。ベッド三○円十人用四五○円ランプ三○円貸用器一五円ゴザムシロ一○円(売店施設完備)・コース(行程8キロ)湊川I有馬口(または六甲登山口・電車)l逢山峡・第1キャンプ場(緩徒歩Pdl第2キャンプ場(同○・.l横谷ゆふね谷境界(同2)I東六甲道交叉(谷徒歩1)l有馬温泉(緩徒歩』・el湊川(電車)・グリンコース割引回遊券発売一三五円(小人半額)湊川l有馬口(又は六甲登山口)有馬温泉I湊川・湊川l有馬口往復割引乗車券発売一三○円(小人半額)i311マス釣とマス池神戸電鉄有馬養鰐場は、一般に有馬のマス池と呼ばれ、有馬温泉駅から歩いて七、八分I名所「つづゑが滝」遊園前にあります。裏六甲の海抜三五○メートルの山腹だけに空気も水も澄承きって、水温は四季を通じ十度C内外という冷めたさです。このマス池にはアユより美味な米国産の虹マスが養殖され、おもしいほど釣れます。釣料は一竿百円で、釣具、エサ、・ハヶッ付ですから手ぶらでおいでになってよく二尾までは無料。それ以上は二尾ごとに百円、また親マス釣りご希望の方には特定料金でお求めに応じます。お釣上げのマスはお土産になさるか、場内無料休憩所や旅館でお召上りになれば天下一品でしょう・有馬温泉観光への最短コース大阪I(国電特急犯分)l神戸駅I(駅前から神戸電鉄連絡市バス6分)I湊川駅I(神戸電鉄急行哩分)I有馬温泉(阪急阪神電車のぱあいは三の宮下車駅前から市電・市、ハスで神戸電鉄湊川まで車程約、分)・運賃国鉄神戸・神鉄湊川経由一七○円(国鉄I神鉄連絡市バス一○円)阪神・神鉄経由(市電込)一七三円阪急・神鉄経由(〃)一七三円・有馬温泉遊覧券乗車券(湊川有馬往復)入浴券(市営有馬本温泉)マス釣券(神鉄養鱒場)ランチ券(駅階上食堂)大人・三六○円小人三○○円この企画〃涼を求めて″は、山陽電鉄、神戸電鉄両社の提供によるものです。詳しいお問合せは左記へ山陽電鉄本社事業部⑦1434神戸電鉄本社宣伝部⑤2236

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